トゥモローランドに隠されたメッセージ(ディズニー映画ネタバレ)

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最近はまっている、トゥモローランド。

今日もトゥモって来ました。2回目!(一緒に行った人は5回目の人でしたw)

1回目は夢見る少年のハッピーエンドと思って見ていたのですが、
2回目見たら、実はハッピーエンドと真逆の、もどかしい映画じゃないか!と、気付いてしまった。
これから見る予定の人は、見るまで読まないほうがよいと思います。

トゥモローランドのあらすじ

あらすじはディズニーのホームページに任せるとして・・・

http://www.disney.co.jp/movie/tomorrowland/hint.html

簡単に言うと、エジソン(発明家・起業家)、テスラ(発明家)、ジュール・ヴェルヌ(SF作家)、エッフェル(建築家)が創ったプルスウルトラという組織が、地球とパラレルに存在する理想郷『トゥモローランド』を創ったというところから話は始まります。

主人公4人の関係性でストーリーが流れる。

tomorrowland
引用:DisneyWebsite

フランク

元はトゥモローランドの科学者でありながら、地球が滅びる日を予測する禁断の装置を作り、追放された

アテナ

トゥモローランドの建設のため、50年以上前から地球人の中から適格者を集め続けている

ケイシー

アテナに、適格者として選ばれた。地球崩壊を救う可能性がある17歳

ニックス総督

50年前の時点からトゥモローランドに出入りしていた指揮官

トゥモローランドのストーリーの流れ

素直に見ると、

・11歳でトゥモローランドに呼ばれ、多くを夢見てたくさんの発明をしたフランクが地球崩壊を予言する禁断の装置を発明してしまったことで、トゥモローランドから追い出されてしまった。

・アテナは、トゥモローランドの再建のため、フランクの追放後、25年間適格者を探し続け、ついにケイシーを見つける。

・ケイシーは年を取ったフランクに会いに行く。ケイシーが地球崩壊の確率を変えられるということに気付くフランク

・ケイシーとフランクは彼らを追うロボット集団から逃げるため、アテナと共に3人でトゥモローランドに乗り込む

・荒廃したトゥモローランド。

・トゥモローランドで、ニックス総督とロボット集団に3人は捕らえられてしまう。

・隙を突いて、3人はニックス総督とロボット集団をかく乱するが、フランクはニックスに光線銃で撃たれそうになる。

・フランクを守ったアテナが機能停止する

・ロボットのアテナは機能停止の直前、初めてフランクに笑いかけ、自らの身体に供えつけられた爆弾で禁断の装置が破壊される

・地球の滅亡を予測する装置が消えたことで、人類の滅亡の可能性が100%ではなくなる?

・ニックスは禁断の装置の下敷きになり、死ぬ

・新しい仲間を募るためにトゥモローランドバッヂが大量生産され、リクルーターロボットが地球人の適格者を探しに行く

・リクルートCMを創るフランクとケイシー

・新たな候補者達が一斉にトゥモローランドCMを見る

終わり

一回目はハッピーエンドの映画だと思った

一回目、映画を見たときは

地球の滅亡を見てみぬふりをし、トゥモローランドで生き延びようとするニックス総督が悪役、

フランク、ケイシー、アテナがヒーローで地球とトゥモローランドを救った。

・フランクはケイシーに出会うことで、子どものころのなんでもできるという気持ちを取り戻し、禁断の装置を破壊して地球の滅亡を防ごうと動く

・アテナは自分の死を持って禁断の装置を破壊

・地球は救われ、トゥモローランドはまた新たな人々によって再建されていく

というふうにハッピーエンドとして理解しました。

二回目見たときに見方が180度変わった

しかし、二回目見たとき、ストーリーの中で矛盾する点が見つかりました。

ニックスはトゥモローランドを守った存在だったが、悪役と勘違いされ、殺されてしまったと見たほうがしっくりくるんです。

・アテナはトゥモローランドの創始時代からいる旧型のロボットで、トゥモローランドが荒廃した後も、いまだに、創始時代の基準でリクルートをしている時代遅れの勘違い

・アテナのリクルート基準には欠陥があり、フランクは間違えて採用された。ニックスはフランクの採用を許可していない。

・アテナは何人も適格者を送っているが、だれもトゥモローランドを救えていない。

・フランクはただ自分が楽しむという目的だけのため、禁断の装置を作ってしまい、それが原因で地球が滅亡してしまうはめになった(ニックスはフランク採用時に、楽しむだけではダメだと、門前払いした)

・後半戦で、ニックスがフランクを撃とうとし、間違えてアテナを撃ったとき、「しまった」という顔をした(フランクを殺すことがトゥモローランドを救う道だったのに、それを阻害されたことに対する顔?)

・ニックスはトゥモローランドを脅かす敵に対して甘さを見せたことで、トゥモローランドを守りきれなかった。(ニックスはトゥモローランドの管理者であり、地球を守る義務はない。)

・アテナは自分がフランクをリクルートした責任を知りながら自爆した。(トゥモローランドが腐敗した原因はそもそも、禁断の装置が作られてから。旧式ロボットのアテナの採用ミス。)

・採用基準を「夢見る人」としていたことが誤りの原因。したがって、最後のシーンのリクルート基準はまたトゥモローランドの腐敗を導いてしまう。

・地球人が地球の崩壊に耳を貸さなかったことで、トゥモローランドを一貫して守ってきたニックスの行動に矛盾はない。むしろ、地球の崩壊の原因を作ったのはフランク。

・アテナが、フランクに恋をしてしまったことで、トゥモローランドが間違った方向性に導かれてしまい、その罪を死を持って償った

・一見悪役と見えるトゥモローランドの総督ニックスは死んでしまい、指揮官不在となる

・抜本的な採用基準の変更のないまま、新たな仲間を地球から集めるケイシーとフランク。

・禁断の装置を壊したからといって地球が滅亡しなかったとは限らない(その描写はない)

実はハッピーエンドではないトゥモローランド

ニックスの死後、トゥモローランドを再建し始めたフランクとケイシーは同じ過ちを繰り返してしまうだろうということが予測できる。

この筋道で考えれば、フランクがアテナに尋ねた、「なんで笑わないの?」 アテナの「面白くないからよ」というやり取りがしっくりくる。フランクがアテナに言い放った「0と1の欠陥のあるソフトウェア」という表現もしっくりくる

そういえば、アテナもロボットなのにそばかすがあり、不完全さをアピールしているし、

フランクもヒーローなはずなのに、しわだらけの疲れた顔をしており、人相がよくない。

この映画はハッピーエンドではなく、

理想の場所を作ろうとした天才達の意志にはじまり、理想郷は創られたが、
リクルーターロボットの欠陥(候補者に恋をしてしまうことや、採用基準テストのあいまいさ)に端を発した人材の選択ミスにより、トゥモローランドの崩壊が近づき、
アテナの自爆により、崩壊は一時食い止めたものの、
その後、抜本的な人材採用基準の対策はされないまま、また、崩壊の未来に向かっていく。

結局、夢見る人が作った場所でさえも崩壊と再建を繰り返していくだけだという厳しい現実を伝えているとも取れる。

『夢見る人は団結しないと』と残して死んでいったアテナだが、

無作為に『あきらめずに夢見る人』を選び、団結させた結果が、崩壊であったということは、

『あきらめずに夢見る人』だけでは採用基準が足りなかったということだろう。

トゥモローランドの採用基準

採用基準とはほかに何があるのだろうか?

ニックスが11歳のフランクに言い放った『楽しいだけではダメ』というメッセージがヒントになる。

アテナがフランクに恋をすることで、ソフトウェアが正常に機能せず、採用基準を誤ったことから、「恋が判断のミスにつながった」ということでもあるのだろうか。

また、アテナは「旧式」になってからも、25年も適格者を探していた。そもそも、「時代遅れの採用基準で動いていた」ということではないか?

ケイシーは、時代遅れの採用基準に踊らされた、現実逃避の少女という風にも見える。

最後に、ケイシーが「いい狼に餌をやる人」を採用基準にあげている。が、ケイシー自身はいい狼に餌をあげていた人物には見えない(NASAのロケット解体工事の妨害工作をしていた)

トゥモローランドは皮肉交じりのストーリーだった

コンセプトと、人材選びの基準を徹底し、時代にあわせてそれを変化させていく事が、夢を実現するために最も重要だというメッセージがこめられているのだろうか?

「夢見るだけじゃ破滅するだけだよ」という警鐘のメッセージということだ。

なんとも、皮肉まじりのストーリーだ!

フランクがロボット軍団に追われているときに口走った「連中は、捕まえたり、殺したり、そのほかにもいろいろだ」と、殺される以上の苦しみを与えられることをほのめかしている。

その苦しみがたとえば、「過去から未来へのデスマーチをパラレルワールドで何度も何度も経験させられている」ということである可能性もあるだろう。

自分が誰かから受けた体験は一旦自分の腹に落とし、自分の頭で考えて、次世代で同じ過ちを繰り返さないよう、意識的に改善していかなければ、同じことが繰り返されるだけだ、というような暗のメッセージを感じた。

そもそも、フランクやケイシーは過ちが繰り返されていることにすら気づいていない。善意で正義感に満ちた行動が自分たちを破滅に誘っているという、恐ろしい映画だった。

ディズニーってすごい!

以上。内容の詳細には誤りがあるところ等あると思いますが、

伝えたかったことは、一見万人受けするストーリー構成の背後に、全く真逆のメッセージ性の強いストーリーを作っている、ディズニーってすごいな!という感激でした!

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ヘルスィーTANA☆AKK

ヘルスィーTANA☆AKK

タナーク株式会社/代表取締役社長売上UP実績はこちら
趣味:呼吸。住所:地球。企業顧問を常時10社以上こなす体を緩める起業家。プロフィール・会社概要はこちら
tanaakk
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