多言語教育は、人類史の時間旅行へといざなう超実用的な遊びかもしれない。

人類の歴史は言語と切って切り離すことができない。

医学も、法学も、経営学も、哲学も、

言語を介して知識や技術は後世に伝えられる。

 

英語ができるだけで日本での生涯年収が増えるといわれて久しいし、実際に身の回りを見渡してみてもそうだと思う。

マーケティングは一定値を超えると言語学になる。

カンナムスタイルをヒットさせたPSYはハーバード大学での講演でそのことに関して触れています。

Style,Gentleman・・・など、どの国でも通じる英語を盛り込んで歌を作っているそうです。

 

人間は思ったよりも単純な生き物なのかもしれない。

しゃべりかたや発声方法で人の好き嫌いがきまることがあるかもしれないし、

名前の響きで人生が決まることだってあるかもしれない。

 

経営者として世界1,2を取り続けている二人はお金を連想させる名前だ。

Bill GatesはBill(紙幣、領収書)を彷彿とさせるし、

Warren BuffettはWallet(財布)を連想させる。

 

ジョエルロブションの日本人スタッフはフランス語なまりのような鼻に通った声を出し、それが耳に心地よく、フランス旅行に来たかのような錯覚を起こす。

フランス人シェフが料理長なので、無意識のうちにスタッフも発音を真似してしまっているのだと思う。

 

 

 

フランス語はノルマン人がイギリスを制圧したときに上流階級の言語として定着した。

したがって、人々の意識にフランス語=上流階級という認識が染み付いている。

(ちなみにイギリスを制圧したのはWilliam I。ビルゲイツの本名はWilliam Henry Gates III。奇しくも。)

 

 

英語は語彙を増やしていくと半数以上がフランス語、ラテン語からの借り入れ言語になる。

英語を学んでいくと、フランス語・ラテン語になってしまうという理由は、

5世紀から11世紀という中世前半に、アングロ・サクソン人のゲルマン語が母体となって、ラテン語・フランス語・古ノルド語の影響を受けて、英語ができ上がったためだ。(Englishとは「アングル(Angle)族の言葉」という意味。)

 

 

歴史を紐解けば明らかであるが、人類の歴史はお互いの文化(言語)の借り入れによってなりたっているので、

日本をより深く知ろうと思ったら、ドイツ語やフランス語や英語や中国語や韓国語を学ばざるを得なくなる。

 

思うに幼児教育においてもっとも有効なのは言語教育なのではないかと思う。

 

日本語はもちろん、

英語、フランス語、イタリア語、中国語、アラビア語・・・・

あらゆる言語のシャワーを浴びせ続けていれば、どこかですべてのピースがつながる。(Youtubeは便利です。)

 

言語が生物学的なものだということに気づくころには、(ノーム・チョムスキーが主張しているー脳は文法を知っている

発声方法や選ぶ言語によって人の性格、性質が変わっていくことに容易に気づくだろう。

組織のパフォーマンスや経営成績だって、言葉のチョイスで簡単に変わる。

 

 

東京という街ひとつをとってみても、

日比谷がなぜ谷なのか?

入船(中央区)になぜ船という名称がついているのか?

築地がなぜ「築いた大地」という名称なのか?

東京の開拓の歴史も、言語表現に残っている。

言語を紐解くことは暗号解読のようなものでもあり、いつまでも興味が尽きない。

 

 

 

 

国際金融市場は欧州から始まっている。

ギリシャ・ローマ帝国の時代から(もしくはもっと前から)、

イタリア→スペイン→アムステルダム→ロンドン→ニューヨーク・・・・・

と金融市場の中心は動いている。

 

医学はラテン語由来だし、日本の立法はドイツ法に大いに影響を受けて作られている。

 

経済も医学も法学も、言語教育をベースにするとうまく理解がすすむ。

 

 

現代社会を生きるうえでもっとも実用的で、

さらに人類の歴史をひもとき、時間旅行にいざなってくれるという意味で、言語を学ぶことには奥深い喜びがあるように思います。