1日に1000ページ、年間1000冊の本を読むのを当たり前にしておくとよい。英語の一次資料を読むべし。

新卒で就職活動をしていた時に、あるアメリカのIT企業の面接を受け、その会社の役員の方とお話をしました。

役員のFさんは若くして外資コンサルティング企業でパートナーまで上り詰めたそうで、今は時間の余裕のあるライフスタイルを送っていると言っていました。

朝から晩まで働いていた時よりも時間のある今の方が調子がよいということでした。

当時大学生の僕は、

「3年以内に起業したいのですがどうすればいいですか?」

と聞いたところ、

月に100冊本を読むことにしてから調子がよいから、それをすればいいかもよ?」

ということでした。

Fさんは目に付くものをすべて読むということをはじめてから仕事が余裕を持って回せるようになったといいました。

一度しかお会いしたことがない方なのですが、なぜかその方の言葉は心に響き、それから毎月手当たり次第に100冊読み始めました。

大学生になるまでは漫画しか読んだことがなく、ビジネス書や小説も一切読んだことがなかった僕でしたが、2年半の営業マン生活のなかでも、朝から晩までとにかく手当たりしだいに財務諸表や営業先の会社の公開資料や英米の技術論文等を読み漁りました。

結局就職してから2年半で起業したのですが、2年半で読んだ本の数を数えてみると4000冊を超えていました。

今でも毎日1000ページ以上は読んでいます。

Fさんと同じく、僕も本を大量に読むようになってからは仕事の調子が常によい気がします。

たまに本なんか読まなくても大体うまく行くと言う人がいますが、それはそこそこしかうまくいっていないということでもあるのではないのでしょうか。(地域一くらいはありえるが、世界一、日本一はうまくはいっていない)

ウォーレンバフェットのパートナーである93歳のチャーリーマンガーも、

本を読まなくて賢い人にはこれまでの人生で一人も出会ったことがない

と語っています。

“In my whole life, I have known no wise people (over a broad subject matter area) who didn’t read all the time—none. Zero. You’d be amazed at how much Warren reads—and how much I read. My children laugh at me. They think I’m a book with a couple of legs sticking out.”Charlie Munger

読めば読むほどよい本にめぐり合える気がします。

最初は日本語の雑誌やイラスト付きの本やわかりやすい自己啓発本が多かったのですが、

しばらくするとそういう本は一切読まなくなりました。

なぜなら、そのような本は一次情報の一部を加工した二次資料、三次資料、四次資料なので、読んでも真意が理解できないからです。

いまでは、財務諸表、技術論文、医学論文、行政レポートや古典などの信頼度の高い一次資料を読むようになり、しかも80パーセント以上は英語の文章を読むようになりました。

日本語と英語の利用者数はそれぞれ1億2500万人と21億人で16.8倍の差がありますが、知識の質もすでに15倍以上開いてしまっているように感じます。(英語を公用語・準公用語等とする国ー文部科学省

ビジネスをうまくいかせようとして読む本が日本語の本だとすると、

火星に行くために富士山の登り方を熟知しようとするくらい、ピントが外れると思います。

bill gates

事実、アメリカのトップ企業の税引後純利益は20パーセントを超えている会社がざらにありますが、日本のトップ企業で税引後純利益が20パーセントを超えている企業はほぼありません。

たとえば日本マクドナルドの税引後純利益率は2.3%ですが、本国のMcDONALD’S CORPORATIONの税引後純利益率は19%もあります。

日本マクドナルドホールディングス有価証券報告書

FORM10-K McDONALD’S CORPORATION

外から見れば同じビジネスをしているのに経営効率で8.26倍も差をつけられてしまっているのが現状です。

ほかにも、日本コカ・コーラの税引後純利益率は1.8%ですが、本国のThe Coca-Cola Companyは15.5%でこちらも経営効率で8.61倍の差をつけられています。

コカ・コーラウエスト株式会社

FORM10-K The Coca-Cola Company

アリババの創業者でソフトバンク取締役のジャックマーも、自分が中国一のインターネット企業を作れた理由のひとつは英語ができたからだと言っています。※アリババの税引後純利益率はなんと40%以上。(FORM 20-F Alibaba Group Holding Limited

アリババ創業者のジャックマーは12歳のときに五つ星ホテルであるシャングリラホテルに忍び込んで、ロビーでくつろいでいる欧米人と仲良くなり、英語を学んだそうです。

英語を基本として、日本語で補足するような仕事の仕方をしないともう太刀打ちできないくらいに力の差が広がっているように感じます。

ギャンブルとビジネスの違いは、技術介入によって勝敗に差が出るという点です。

賭博と遊技の違いと同じです。(カジノや宝くじは賭博、パチンコやスロットが遊技)

経済やビジネスやスポーツも技術介入によって勝敗に差が出る遊技でしょう。

運任せにすると、ルールを熟知する人やルールを作った人に負けてしまうというのが遊技の性質です。

すべての勝負は、負けなければ勝ちます。

だとすれば歴史やルールをくまなく理解することが、ゲームに秀でる唯一の方法なのではないでしょうか。

If past history was all there was to the game, the richest people would be librarians.ーWarren Buffett

すべての歴史がゲームであり、それにルールがあるとしたらもっとも裕福なのは図書館員だ。

Habit is second nature.

習慣が人を作ります。

大量の一次情報に触れるという習慣が、時間と資産の余裕のある豊かなライフスタイルを作るような気がします。

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