ハイパフォーマーの条件は20代で引退すること。経済的独立が能力を最大化する。

仕事において最大の生産性を生み出すコツは、人生の早い段階で経済的に自立することではないでしょうか?

 

世界一の経営者であるウォーレンバフェットは株主への手紙でこう語っています。

 

 

Most of our managers are independently wealthy, and it’s therefore up to us to create a climate that encourages them to
choose working with Berkshire over golfing or fishing. This leaves us needing to treat them fairly and in the manner that we would
wish to be treated if our positions were reversed.

BerkshireHathaway annual report 2016

 

バークシャーハサウェイのマネージャーのほとんどは経済的に自立しており豊かです。したがって私たちは、彼らがゴルフや魚釣りをせずにバークシャーで働きたいと思えるような雰囲気を作る必要があります。私と彼らのポジションが反対になったとしても同じ待遇でよいと思えるような公平な処遇が必要です。

367,000名の従業員をたった8名の執行役員で動かしているバークシャーハサウェイの秘訣は経済的に自立した人のみをマネージャーに選定している点ではないでしょうか。

嫌ならやめればいいし、働きたいから働くという経済的な選択の自由を持つ人は強いです。

 

今の職場が嫌であれば、明日やめればよいという交渉力の強い状況であれば、小さな悩みはどうでもよくなると思います。

取引先も、嫌なら契約解除しましょうといえる立場であれば、お互い気を使う必要もなく、本当にお互いにとってWin-Winの関係であれば続くし、そうでなければ建設的に合意解消できます。

 

30代になっても、40代になっても、朝から晩まで元気で明るく、世界有数の成果を出している人に共通なのは、働かなくてもよいけど、好きだから働いているという点です。

そこに経済的な選択の自由がある場合、人は最大のパフォーマンスを発揮できるのではないでしょうか。

 

経済的な自立が選択の自由を生む

アメリカと日本では、一人当たりの個人資産には1.65倍の開きがあるといいます。

日本の個人資産は1800兆円。1億2700万人で割ると一人当たり1417万円。
米国の個人資産は75.4兆ドル。1ドル111円換算で8369兆円。3億2100万人で割ると一人当たり2348万円。野村資本市場クオータリー

一人当たり1417万円と2348万円で、一人当たりの資産には1.65倍の開きがあります。

 

また、日本での年収1000万円の人は上位4%といわれますが、

米国でTop5%の年収は約2400万円になります。Top10%でも約1500万円です。

How Much Income Puts You in the Top 1%, 5%, 10%?

アメリカのほうが貧富の差は拡大しているので、米国の上場企業で働いている社員は日本の上場企業で働いている社員の3倍くらいの給与をもらい、資産も3倍以上残っているでしょう。

事実、Google、Facebookなどの本国新卒エンジニアは初任給が2000万円を超えているそうです。GOOGLE, FACEBOOK, AMAZON AND MICROSOFT SALARIES

 

 

 

日本よりも米国のほうが転職市場が活発な理由は経済的に自立しているからかもしれません。

 

 

経済的に自立しているから意思決定の自由があり、よりよい選択ができるのでしょう。

 

どんな訓練をしても、悪い環境でよい成果は出せない

仕事でハイパフォーマンスを出すために重要なことは、能力ではなく環境ということです。

意思決定の誤りは科学的なトレーニングを繰り返しても克服できないということが意思決定論の先行研究により知られています。

The representativeness heuristic may be so well institutionalized in our decision processes that even scientific training and its emphasis on the proper use of statistics may not eliminate the heuristic’s biasing influence.(Tversky and Kahneman ,1971)(統計の読み方のトレーニングをしてもバイアスは消すことができない)

Rather than concentrating on intentionally corrupt behavior, we will discuss recent research that identifies the types, magnitudes, and causes of unethical behavior that occurs without the awareness of the actor—what we refer to as bounded ethicality (Chugh, Bazerman, & Banaji, 2005).(倫理的なトレーニングを受けても、企業の不祥事は防ぐことができない。)

出典:Judgment in Managerial Decision Making, Max H. Bazerman

日本語版:行動意思決定論―バイアスの罠

 

いくら訓練しても、悪い環境で高い能力を出し続けることはできないということです。

高い能力は、良い環境からしか生まれません。

 

したがって、人生の早い段階で選択の自由を確保するための環境を作ることがパフォーマンスを最大化するために重要でしょう。

 

早めに引退し、老後の気分で再就職する

自分の能力を最大限生かしたいのであれば、

早いうちに引退してしまうことです。

 

引退して、老後の人生を始めるつもりで今の仕事を選べば、自分にとって最もよい仕事が選べるでしょう。

 

つまり、経済的な独立性を人生の早い段階で完了させてしまうということです。

 

労働者ではなく、早い段階で資本家に移行するということです。

 

 

労働収益と資本収益(r>g)

r>g pikkety

Thomas Piketty(トーマスピケティ)は著書「21世紀の資本(Capital in the Twenty-First Century)(Le Capital au XXIe siècle)」にて、貧富の格差が拡大する理由は労働収益と資本収益の間に越えられない壁があるからだという主張をデータをもって裏付けました。

 

r>g

(In the long run, there is a tendency the rate of return of capital exceeds to economy’s growth rate. This leads to high concentration of wealth)

 

Return(資産運用利益率)はつねにGrowth(経済成長率)を上回るという点をシンプルな数式で表しています。

 

この数式を見てできることは、

トマピケティの言う、

r>g (労働収益>資本収益)

のrの側に早めに移行することです。

 

複利の力 compound interest

資本家は複利の力を使います。

アインシュタインは複利のことを人類最大の発明と形容しました。

 

Einstein is said to have called compound interest the eighth wonder of the world and said that “those who understand it, earn it, and those who don’t, pay it.”

(アインシュタインは【複利】を世界7不思議に次ぐ8つめの不思議と称した。「複利を理解するものは得る、複利を理解しないものは失う。」)

Warren Buffett’s Ground Rules: Words of Wisdom from the Partnership Letters of the World’s Greatest Investor

 

複利の力を活用するために必要なのは目利きの力です。

表面の人気度ではなく、内在価値を見極めることです。

 

 

学ぶか学ばないかの差がr>gです。

知っているか知らないかの差がr>gです。

 

そのために必要な情報はしかるべき場所に無料でたくさん転がっています。

 

保有資産を全て活用して、

支出を最小化し、収入を最大化する。

信用力や人脈というのは隠れ資産です。

サラリーマンなら信用力を不動産や現金という資産に変える。

経営者も信用力でレバレッジをかけ、最大の利益を追求する。

老後資金も国にまかせずに、生命保険積立や米国S&Pインデックスなどで先に将来資産をつくってしまえば安心です。

 

経済的独立は最高を超えるパフォーマンスを生む

早いうちに引退して老後の再就職が20代、30代で始まれば、最もやりたいことを選ぶことができます。

 

ウォーレンバフェットは26歳のときにためた貯金1000万円(10万ドル)で、残りの人生は働かなくても複利の力だけで生きていけると確信し、もう引退してもよいかなと、いったん引退を決意したそうです。

Buffett was convinced by his mid-twenties that the power of compound interest was going to make him rich. Returning to Omaha with a little over $100,000 before starting the partnerships, he already considered himself to be essentially retired. He figured he would read a lot and perhaps attend some university classes.

Warren Buffett’s Ground Rules: Words of Wisdom from the Partnership Letters of the World’s Greatest Investor

 

 

その後ウォーレンバフェットは1965-2016年の52年間で資産を197万倍に増やします。(対して米国S&P500が127倍)

 

自由な選択は、自分でも想像できないくらいの、最高を超えたパフォーマンスを生み出すのでしょう。

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Owner&CEO Tanaakk Inc.
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