肩を抜く

肩関節の正しい動かし方。鎖骨と肩甲骨と上腕骨を使いこなして、街をゆっさり闊歩しよう。

今回は肩周りのお話。

肩書き、肩慣らし、肩休め・・・

肩は日常でもたくさん出てくる単語ですね。

でも、改めて肩関節ってどんな構造?と聞かれたら意外にイメージがないのでは?

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肩は鎖骨と肩甲骨と上腕骨で作られます。

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肩というものは、胸鎖関節を支点に動かすべきもの

ここはポイントなんですが、肩甲骨は、肋骨とは関節を持っていません。

なので、肩というのは、肋骨から完全に浮いた存在です。

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鎖骨が、肋骨とのつながりを持っています(胸鎖関節)

胸鎖関節を肩を動かす動作の支点にする必要があります。

 

 

肩の自然な挙げ方

手を挙げて!と言われたときに、垂直に腕を耳につけて挙げる人がいますが、

そのやり方は肩の可動域からして、無理な力の入った上げ方です。

自然な上げ方は、イチロー選手のような肩の使い方になります。

肩を抜く

 

肩が抜けたように見えるでしょう。

肋骨に沿って肩甲骨を外側に滑らせることで実現できるので、

肩関節が耳から離れていくのが自然です。

このように動かします。

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胸を張って、気をつけ!は不自然な姿勢

胸を張って、気をつけ!の姿勢になれている現代人は、肩を過緊張させてしまっているんですね。

肩甲骨は肋骨から浮いて付いているので、肋骨という丸い風船を割らないような意識で、

肋骨表面を楕円を描くように滑らせるのが、肩甲骨の正しい使い方です。

横から見るとこんなイメージ

 

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上から見るとこんなイメージ。

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緊張してしまった肩を「抜く」

胸を張りすぎて緊張してしまった肩を「抜く」ためには、肩甲骨周り、肩関節周りの筋肉の緊張を取る必要があります。

特に、表層ではなく、骨に近い部分の筋肉が緊張しています。

骨に近い部分にどのような筋肉があるかというと・・・

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肩関節を滑らせてねじる

肩甲骨と上腕骨を結ぶ筋肉(小円筋・棘下筋・棘上筋)と、上腕三等筋の緊張を一緒に取る方法、それは肩関節を滑らせて、あらゆる方向にねじることです。

肩関節を正しい位置で滑らせ、ねじることで肩関節周りの筋肉は一気に緩んでいきます。

 

肩甲下筋も押さえる

なお、上図では肩甲下筋が埋もれているので、肩甲下筋も押さえましょう。

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関節を滑らせて肩を抜くことができれば、肋骨が広がるので呼吸が深くなります。

肩甲骨は舌に、顎関節は肋骨に筋肉でつながっているので、

肩を抜くことで、顎関節や、頭蓋骨の歪みも取れます。

 

街を歩いていても、イチロー選手ほど肩を抜いて歩いている人を見たことがありません。

皆さん、ものすごく肩身を狭くして歩いていますよね。

肩を緩めて、天下を制したかのようにゆっさり歩きましょう!