正しい姿勢ってどんな姿勢?「背筋をピンと伸ばす」は間違い

『姿勢を正して!礼!』と小さい頃よく言われたと思いますが、

そもそも、身体構造上正しい姿勢って、どんな姿勢か?を教えてくれる人はいなかったと思います。

正しい姿勢を知る前に、まずは呼吸の仕組みを知りましょう

そもそも、呼吸の仕組みはこうなっている

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息を吸うときに横隔膜が動いて肋骨がふくらみ、息をはくときに縮みます。

まず大事なのは、肺は風船のように楕円形になっているということ。

したがって、肋骨は肺がうまくふくらんだり縮んだり出来るように楕円形を保つ必要があります。

肋骨は簡単に歪みます

肋骨はかごみたいな形をした楕円形の骨です。

頭蓋骨、肩関節、股関節との関わりでかなり歪みやすい場所です。

腰痛や、背中の痛み、肩こりなんかは、肋骨のゆがみが原因のことも多いです。

「背筋を正しなさい!」とか「胸を張りなさい!」とは学校でよく言われたと思いますが、背筋をピンと張りすぎると、
肋骨がつぶされて、肺がうまく広がってくれません。

なので、背筋をまっすぐにするイメージは肋骨や肺にとっては間違いです。

背筋をまっすぐ伸ばすのが健康によいという迷信は、そういえばそう言われているだけで、実は根拠がないです。

身体構造上正しい姿勢とは?

身体構造上正しい姿勢とは、よく言われる背筋を伸ばしなさいとは違って、

『肋骨と肺がうまく広がるよう、ほどよいカーブを背中でかけてあげる』ことが重要です。

常に風船を胴体に持っているイメージで、膨らんだり縮んだりする風船の形を崩さないように動くとよいです。

肋骨

なので、よく言われる、「猫背はだめ」「壁に背中をつけてまっすぐになるのが良い姿勢」というのは疑問です。

一般的に言われる、胸を張って背中をまっすぐにする姿勢は、どんどん肩こりや腰痛、頭痛を生んでしまう姿勢ではないかと感じます。

胸をはって背筋を伸ばす癖のある人は、なんで自分は姿勢がいいのに肩が凝るんだろうと不思議に思っていませんでしたか?

実際に、超一流は皆猫背だった

ビルゲイツも、ロジャーフェデラーも、背筋を伸ばして、胸を張ってなんかいません。

hi_ke13

roger federer

彼らは肋骨の構造を邪魔しないように、緩やかなカーブを背中で描いています。

どちらかというと、猫背のように見えませんか?

超一流の成果を出す人間は、他人に言われたことをただ盲目的に守るのではなく、

自分の感覚を大事に、自分で決めているから、こうなるんです。

誰かに言われたことではなく、自分の体の感覚を信じ、自分で決断する

体は似ているようで、人それぞれ個体差があり、動作の癖もあるので、一概に『この形が良い』という姿勢はありません。

良い姿勢を僕なりに定義するとしたら、

『内蔵機能や体液循環が最も効率的になる姿勢』
『自分が最も最小限の力で最大限運動効果を発揮できる姿勢』
『とっさにすばやく、無駄なく動ける姿勢』
くらいになるでしょう。

すると、「背筋を伸ばしたり」「胸を張る」ことは、最も効率的な体を作るのに邪魔になります。

それだと、とっさの重心移動、体重移動もできません。

『正しい姿勢』は、自分の体の感覚を常に感じ、探し続けるものです。

誰かの真似や言われたことをやるのではなく、

『自分で探し続ける習慣(まさに姿勢)』こそが、『正しい姿勢』を見つけるためのポイントでしょう。

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