相手に気の利いたアドバイスをしているときは、自分自身のことだと気付くと成長が加速する。本当に相手を動かすのは事実のみ。

おせっかいとばかりに親切にアドバイスしたくなるときはありますか?

脳というものは面白いもので、

自分ができていないことを人にアドバイスしたくなります。

相手に伝えているようで、実は自分の脳に聞かせています。

というのも、脳は主語や目的語の区別を理解することができないからです。

相手をほめると、自分の耳はほめられているということを理解します。

相手をけなすと、自分の耳はけなされているということを理解します。

自分の子供をほめるということは、自分自身をほめているのと同じということです。

したがって、もし自分が相手に気の利いたアドバイスをしてしまうときは、自分自身のことだと気付けばブレイクスルーできます。

相手にしたアドバイスを、自分自身の次の課題として理解すればよいです。

相手にアドバイスしているつもりで見事に自分に必要なことをプレゼンしているんだから、すごいことです。

いますぐ自分自身の行動と習慣を変えるとよいことが起こります。

相手にアドバイスしようとすると、結局自分自身へのアドバイスになってしまう。

これでは相手に真意は伝わりません。

では、相手に本当にアドバイスをしたいときにはどうするか?

そういうときは事実を描写します。

事実は小説よりも奇なりという言葉がありますが、

事実の表現はアドバイスを凌駕します。

たとえば、

「自分がこんな習慣を持って、こんな良いことがあった」とただ話すだけで、相手はインスピレーションを受け、今日からの習慣が変わります。

記憶を語ることで、相手の脳の中心部分にダイレクトにアプローチすることができます。

もしくは、よく知られている偉人や、企業の習慣を事実として語ってもよいでしょう。

実体験こそが、最も威力があるものです。

実体験以上に記憶に深く刻まれるものはありません。

実体験には感情、感覚、あらゆる長期記憶が結びついており、

海馬や扁桃体や、大脳基底核や小脳といった脳の中心部を最もダイレクトに刺激するのは、「事実」です。

だから、相手にアドバイスしたいなら、実体験を直感的に伝えるのが一番相手の脳の中心に記憶を残す方法です。

それが最も効果があり、最も相手の行動が変わる表現方法です。

スティーブジョブズやジェフベゾスのような多くの人を動かしている人のスピーチを聞いてみると、事実を語る重要性がわかると思います。

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