Pepperの発売から爆発的に普及するテクノロジーの条件を考察する

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ロボットは人間の感情の動きを捉えることができる。

pepper(ペッパー)が感情を察知できるロボットとしてマーケティングしている通り、この分野はもっと進歩していくだろう。

しかし、なんだか腑に落ちない点があるので、それを言葉にしてみようと思う。

「ロボットに心があるかどうか?」に圧倒的な価値はない気がする

Pepperは「世界初となる自分の感情を持ったパーソナルロボット」というキャッチフレーズで売り出されている。このメッセージで刺さるのか疑問だ。

ロボットに心があるかどうか?というのはキャッチーで話題性があるが、

現時点でそれによって生活が10倍楽になるとか、そういう話ではない。

ロボットが心を持つことが、必要なことなのだろうか?

「技術は10倍以上の価値が提供できて始めて普及する」というのは

これまでのテクノロジー革命を見ても明らかだ。

これは過去の記事でも触れている。

あなたの1万円と私の10万円を交換しませんか?と質問すれば、商品は良く売れる

コンテナ物語―世界を変えたのは「箱」の発明だった

技術は

「爆発的に普及するか?」

もしくは

「一瞬で消え去るか?」

のどちらかしかない。

現在ある製品より10倍以上便利でないものはすぐに消えるということだ。

ファービーの再来

15年前にファービーという人形が流行った
ファービー
当時は小学生だったので、子どもながらに楽しんだが、3日で飽きた。

大体どう話しかければどう返ってくるのかがわかってきて、

その機能の限界に気付いたとき、人は一瞬で飽きる。

一瞬顧客の目を引いたからといって、ロボットがいくら可愛くなったところで、犬や猫の可愛さを10倍以上超えることはまずないのだ。

今「ある」ニーズを10倍効率的に解決するのが大切

僕がスマホをAndroidからiPhoneにするときも、

iPhoneの機能がAndroidシリーズよりも10倍以上、上回ったと判断したときだ

ブラウザの起動スピードや、指紋認証でのロック解除、インターネット回線速度や各種アプリの起動スピード、音楽にいつでもアクセスできる等、

それぞれの項目でAndroidよりも1.2倍ずつくらい早い。

1.2倍を13項目集めれば、その速度は10倍になる。

iPhoneはそのくらい、Androidよりも動作が早い。

ロボットが10倍以上効率化できるのは何度も繰り返される画一的作業

ロボットの役割はなんと言っても画一的作業の自動化だ。

業務の画一的に出来る部分を標準化することこそ、ロボットの真価が見えるところだ。

たとえば、人が一つ一つ動かしていた船の荷物をコンテナで標準化して、運送コストを50分の1以下にしたり、

インターネット接続の決まりごとを統一したり。

新しいテクノロジーを本当の意味で活用するためには「標準化」が常に付きまとう。人間のITに対する考え方を変えないといけないわけだ。

感情処理が何度も起こる画一的作業だとしても、それをPepperは10倍以上効率的にこなせるのか?

Pepperがやろうとしている、他の手段よりも10倍以上効率的な標準化、自動化とはなんなのだろうか?

少なくとも、感情処理に関しては、現時点で人間のほうがコストが安く行えるし、動植物のほうがそれは得意そうだ。

おそらく将来的なビジョンがなにかあるのかとは思うが、

ともかく現時点で少なくとも僕は、ソフトバンクのマーケティングからはPepperの既存の商品に対する技術的な優位性のあるビジョンが見えていない・・・

技術を普及させるという目的というよりは、ソフトバンクの顧客を飽きさせないためのイベントと考えたほうがいいのだろうか。

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ヘルスィーTANA☆AKK

ヘルスィーTANA☆AKK

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