コーチングの神様が教えるできる人の法則 マーシャルゴールドスミス

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GEのジャックウェルチのコーチング実績を持つ著者の本。


成功者が陥る認知の歪みの類型と、その発見方法、対処方法に関して記している。

邦訳タイトルが軽すぎるのが気にかかる・・・。

原題はWhat Got You Here Won’t Get You Thereで、

成功者こそ陥りがちなコミュニケーション上の壁を豊富な実績と分析から論じた重厚な本だ。

その内容は経営管理論である一方で、認知心理学的でもあり、統計学的、行動科学的でもある。

成功者の陥る認知の落とし穴

成功した人は、たくさんのことを正しく行ったおかげで成功しているが、

そのうちほとんどの人が常識を超えた行動をしたにもかかわらず、成功している

しかし、成功者は得てして、常識を超えた行動のおかげで成功したと勘違いする。

そして、その常識を超えた行動を増幅させ、原因不明のスランプに陥る。

成功者の中に「おしい」人がたくさんいる理由を明確化した本

多くの成功者が優秀にもかかわらず、あと一歩先に進めないのはこの認知の歪みが原因だと著者は語る。

その認知の歪みを直すべくエグゼクティブコーチを続けているのが著者であるマーシャルゴールドスミスだ。

マーシャルゴールドスミスは、1993年にウォールストリートジャーナル誌から、エグゼクティブ教育のトップ10に選ばれ、

2004年には全米経営者協会から過去80年間、マネジメント分野で最も影響を与えた50人の偉大な思想家に選ばれた。


コーチングの神様が教えるできる人の法則 マーシャルゴールドスミス

会社の変革には【冬眠期間】がある-p215より一部抜粋

プロジェクトが成功に向かって動き出すとき7つのステップがある。

1.状況評価

2.問題の切り離し

3.対策の考案

4.上司の承認

5.同僚の賛同

6.部下の納得

7.プロジェクトの実践

ほとんどの人は1.2.3を一生懸命こなし、7が起こるのを待つ。

しかし、1.2.3と同じ労力を、4.5.6でもつぎ込まなければいけないということには気付かない。

計測可能なら、達成可能になる―p291から抜粋

認知の歪みを探し出し、成果に結びつけるために必要なのは計測すること。

ビジネス上の重要な要素を数値化すれば、達成への方法が明確化するのと同様、

人に対して何回失礼な態度をとったか、何回丁重な態度をとったか。

計測しづらいものを記録し、計測することで、達成する可能性が高まる。

さらに、その指標を金銭的な損得額に結びつければなおさら。

何かをするより、何かをしないこと

ピーター・ドラッカーはたくさんのすばらしい話をしてくれたが、とりわけ叡智にたけたコメントだと思ったのは、

「私たちはリーダーに何をすべきかを教えるのに多大な時間を使うが、何をやめるべきかを教えるのに充分な時間をかけていない。私が今まで出会ったリーダーの半数は何をすべきか学ぶ必要はない。彼らが学ぶ必要のあるのは何をやめるべきかだ」という言葉だ。 ーコーチングの神様が教える「できる人」の法則p53

何かをすることよりも、何かをしないことの方が成果に結びつきやすい。

いきなりいい人になるのは難しいが、悪くはない、くらいの人にならなれる。

なぜなら、何もしなければいいからだ。

誰かの悪口に同調するのをやめる、反論するのをやめる、言い訳するのをやめる、余計な口出しするのをやめる・・・

成果に結びつかない行動をやめる。

人が何らかの習慣を増やすのは難しいが、何らかの習慣をやめることは、始めることよりもは取り組みやすい。

統計的に行動を把握し、修正する

何を止めれば良いのか、気付くために必要なのは、自分の行動がどのような反応を引き起こしているのか?それが成果に結びついているのか?

を客観的に分析し、周囲の人からの360度フィードバックを受け入れ、自分の行動を成果に結びつくように変えていくという発展的姿勢だ。

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ヘルスィーTANA☆AKK

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タナーク株式会社/代表取締役社長売上UP実績はこちら
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