Stay hungry, stay foolish.

スティーブジョブズがスタンフォード大学の卒業式で行ったスピーチで、

「the only way to do great work is to love what you do」という言葉があります。

「素晴らしい成果をあげるためのたった一つの方法は今目の前で取り組んでいる仕事を愛することだ」

という意味になるでしょうか。

スティーブジョブズはその破天荒な性格で知られています。

しかし、彼はただ単に破天荒に見えるだけであって、実質は地道な名経営者です。

デザインに関する知識や、組織論、人材育成、パートナーシップの作り方に関しての知識や経験は並大抵のものではありません。

3年単黒、5年累損一掃

新規事業立ち上げに関して、

「3年単黒、5年累損一掃」という言葉があります。

1年目、2年目が赤字になるのはしょうがない。

3年目で単月黒字になり、5年目で累積損失一掃、つまり累積の赤字が帳消しになればよいという意味です。

事業を軌道に乗せるまでに、少なくとも3年~5年は時間がかかるというのが、

ビジネスの常識ということです。(そのくらいしないと参入障壁も築けない)

3年間もずっと、効果がでるかどうかわからないことに取り組むんです。

周囲からのバッシングや心配の言葉がたくさんかけられるでしょう。

どんな業種でも少なくとも3年間は、周りを無視して突っ走るくらいの勢いが必要です。

なかには1年目で黒字化できるようなセンスのある人もいます。

しかし、それは専門性があり、地の利を知った分野で仕事を始める場合です。

顧客が付いてくるまでに時間がかかる

起業する人は、世の中にまだない新しいサービスを作ろうと意気込んで事業を始めます。

したがって、すぐに黒字化する事業ではない場合が大半です。

そのサービスの登場によって、新たなニーズと市場が作り出されるという場合がほとんどです。

商品が出来てから、新しいニーズが育つ

フェイスブックが登場する前に、世界中の人とクリック一つでつながるというニーズはあったでしょうか?

いえ、なかったでしょう。

フェイスブックが登場した後に、「世界中の人々とクリック一つでつながれば便利だ」というアイデアが生まれたんです。

つまり、新規事業は、あまねく、顧客教育と不可分です。

顧客が新しい商品、新しいニーズに慣れるまでに、3年はかかるでしょう。

それが3年単黒といわれるゆえんだと思います。

顧客に反応が全く出ない3年間は、

あの手この手を使って、資金と時間を使って、反応がでるかどうかもわからないようなチャレンジを続けるわけです。

真っ暗闇のなかで、なんどもなんども頭を壁にぶつけながらも歩き続けるようなものです。

つまり、3年以上は茨の道を進む必要があります。

本当に大好きなものは全身が知っている

冒頭の文章にはこう続きます。

the only way to do great work is to love what you do.

If you haven’t found it yet, keep looking, and don’t settle.(もしあなたが愛すべき仕事を見つけていなくても、探し続けなさい。立ち止まってはいけない。)

As with all matters of the heart, you’ll know when you find it,(愛すべき仕事に出会ったとき、それは心でわかる。全身でわかる。)

and like any great relationship it just gets better and better as the years roll on.(そしてそれは年を重ねるごとによりいっそう、愛おしくなる。)

So keep looking. Don’t settle(だから、探し続けなさい。立ち止まってはいけない。)

Stay hungry, stay foolish

周りから見たら、無鉄砲に見えて危なげなのに、いつも熱中している。

そんなHungryでFoolishなヤツになるためには、めちゃくちゃ好きなことを見つけるといいよ。
寝る間も惜しんで没頭したくなるような、常にハングリーになれるようなことを見つけたら、本当に楽しいよ。
というメッセージなのでしょう。
好きという衝動で動くスティーブジョブズはきっと、家族愛と仲間愛に溢れた人物だったに違いありませんね!