社会は弁証法的に発展していく

Arc de triomphe de l'Étoile新しいことを始めようとするとき、これまでの慣例、慣習、習慣と対立することがあります。

しかし、新しいことを形にするときに、これらを文字通りぶち壊してしまうと、その改革は失敗に終わる可能性のほうが高いのではないでしょうか。

古いものと共存して、さらにその先に行く

たとえば新しいビジネスモデルを打ち出すにしても、それが既存の業界のトップリーダーのシェアを打ち砕くようなものであれば、うまく拡大できません。

業界をぶち壊すと豪語して、反対に失脚してしまう経営者や政治家は枚挙にいとまがありません。

新たな市場が出来上がり、古い既存の業界のトップリーダー達も、さらなる利益を生み出せるような製品が、爆発的に広がるのでしょう。

経営には敵も味方にする考え方が求められる

競合企業はある意味では市場を成長させる仲間です。

敵になるか?味方になるか?はどれだけ高い視点を持つかによって変わってきます。

コカコーラとペプシコーラはマーケティング部門同士で言えばライバルですが、

社長同士の関係はコーラというマーケティングカテゴリーを成長させる盟友ということになります。

現状を把握して、問題を昇華させる

社内で問題が起こったときは、社内の犯人探しをするのではなく、

矛盾を突き止め、対立を昇華させる次の一手を探すようにすると建設的ですよね。

弁証法的な発展

このような考え方を弁証法的な発展といいます。

らせん的に成長していくイメージでしょうか。

弁証法

弁証法的な発展とは、対立するものを、更に高い段階で生かすことです。

矛盾するものを更に高い段階で統一し解決することです。

哲学的用語では、止揚(しよう)、揚棄(ようき)、アウフヘーベンとも言います。

社会は弁証法的に発展していく

簡単な言葉で言えば、誰を責めるでもなく、誰を除け者にするでもなく、社長、マネージャー、社員、そして顧客、取引先すべての人がWin-Win-Winになるような螺旋的な解決策を探すとよいのかもしれません。

社会は矛盾に向き合いながら、矛盾を統合できるアイデアを求めて発展しているのではないでしょうか。