三十六計逃ぐるに如かず。事業は撤退コストまで準備してから始めるべし

万里长城 万里の長城

「盛者必衰の理」「国破れて山河あり」

国語の教科書でならったフレーズは事業を立ち上げるときにも同じようにあてはまります。

世の中にはさまざまな戦略があります。しかし、「三十六計逃ぐるにしかず」とはよく言ったものです。

ビジネスを始めるときは「撤退のコストが用意できなければやってはいけない」という鉄則が浮かび上がります。

事業を始めるときは攻めを重んじてしまいますが、

脇が甘くなりがちです。

ビジネスは、何度も失敗と修正を積み重ねればそのうち成功する種類の勝負です。

財力がないときに、なけなしのお金をなげうってする挑戦は、チャレンジではなく、ただの無謀な試みになってしまうということです。

2年間くらいは利益が出なくてもやっていけるようなキャッシュがあり、さらに撤退コストまで用意されているようなビジネスの事業立ち上げの成功確率は高いでしょう。

余裕の中で立ち上げるビジネスと、

不安の中で立ち上げるビジネスには、実現性に天と地ほどの差があります。

Going Concern(継続企業の前提)が基本である株式会社において、背水の陣はそうおすすめできるものではありません。

資金がないときはないなりに知恵を絞るべし。

ITが発達した現代で、ほとんどの起業家が目指すべきビジネスは原価ゼロ、在庫ゼロ、固定費ゼロのビジネスなのではないかと思ってしまいます。

スモールスタートで数値を計測し、統計的優位な施策に全エネルギーを注ぐ。

これを地道に繰り返す。

少額のテストマーケティングで統計的優位な結果を得た場合のみ、出口の確定した大口投資をする。リスクはとらない。それは周囲から見ればあたかもリスクを取っているように見えるだけ、というのが基本でしょう。

ビルゲイツはWindowsが世界一になったころにはソフトウェアの賞味期限を読んでいました。

21世紀は「お客様は神様」ではなくContent is kingの時代

早くからインターネットへの構造転換を目指し、インターネットの次はモバイルデバイスやシェアリングサービスに対応しました。

現在ではSurfaceタブレットやoffice365クラウドサービスという形でそれに対応しています。

ニッチ市場を独占することに慣れ、その市場の賞味期限を見極め、

独占したら次、独占したら次という風に、最終的にはグローバルニッチを目指すのがよいでしょう。

日本料理とおなじく事業も、

「走りで季節の訪れを知り、旬を味わい、名残を惜しむ」

姿勢が大切ですね。

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