真に革新的なのは、伝統的な人

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「伝統を重んじすぎて新しいことができない」

「大企業病」

などの表現をされることがありますが、この表現は間違っているのではないか?と思います。

革新的な人材だと思って採用した社員。実は仕事ができない・・・?

ある通信系の大企業で、人材データベースを分析したことがあるという話を人材コンサルの知人に聞きました。

その大企業では新卒採用の会社説明会で

「とがった人や、革新的な人材を募集するような説明」をしていたそうです。

実績を出しているのは、想定とは真逆の人材

しかし、人材データベースを分析したところ、長期間勤続し、成果を出し続けている人の性格や性質は、革新的というよりはむしろ、

「和を重んじ、足取りをそろえ、周囲の要求にしっかり応える」

そのような人材だったそうです。

新卒採用の募集説明と、実際に必要とされている人材のプロフィールに食い違いがあるということです。

伝統を知らなければ何が革新的なのか?がわからない

企業内で本当に成果を出している人は、周囲の総意や和を重んじる人が多いというのは、こう言い換えることもできるでしょう。

「伝統を知らなければなにが革新的なのかもわからない」

10年先を走っても、経済的には意味がない

まったくのオリジナルは、市場に受け入れられません。

10年先を行っても、「今」売ることができなければ、経済活動はうまくいかないわけです。

たまに、今市場ではやっている製品を「10年前とか、5年前にやっていたよ」「取り組むのが早すぎて世の中が追いついてこなかった」という言い方をする人に出会います。

リサーチと分析を怠っていないか?

しかし、それはただ単に、伝統を知り、分析するのを怠ったといえるのではないでしょうか?

タイミングは早くても遅くてもだめです。

きっかりちょうどのタイミングを見極めるために、

過去を良く学び、分析することが必要です。

大企業病の真の原因は真逆で、「伝統を重んじていない」から

したがって、冒頭に出てきた

「大企業病」

「伝統を重んじすぎて新しいことができない」

などの表現の、真の原因は

「伝統を重んじていないから」なのではないかと思います。

爆発的に増える情報についていけない

企業が大きくなればなるほど、知らなければいけない知識や伝統が増えます。

すると「爆発的に増える情報量に追いついていけない」という現象が起きます。

つまり、「過去を知らないこと」が利益が、増えない原因なのではないか?ということです。

何が新しいか?を知るためには過去を学ぶ必要がある

伝統を知らないまま、過去を学ばないまま進むと結局、「何が新しいか?」がわからず、

「たくさんチャレンジしているつもりが、周囲から見たらみんなと同じことをしているように見える」のではないのでしょうか。

新しいことに取り組んでいると勘違いし、実はもう世の中の誰かが既にやったことに取り組んでしまっているということです。

過去の積み重ねを知り、一歩進める

文化というものが人間の社会活動の積み重ねである以上、

結局、過去の積み重ねを一歩進めるという形でしか、イノベーションは訪れないのではないのでしょうか?

論文を書くときに過去の論文にすべて目を通し、適宜引用するのに似ています。

インターネットも、人工知能も、医学も、工学も、建築も同じ

目新しいように見えるインターネットの基礎研究は1950年台に終わっています。

人工知能、医学、工学、建築にいたるまで、現在商用化されている技術は、もともと時をさかのぼると数十年前くらいに解明されたものが多いです。

実験をするためのハードウェアやCPUの価格が近年下がったので、近年商用化されたに過ぎません。

真に革新的なのは、過去を知り尽くした「伝統的な人」

したがって、伝統と革新とは対義語ではなく、

伝統の延長線上に革新があるのではないでしょうか。

真に革新的なのは、伝統的な人なのではないかと思うのです。

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ヘルスィーTANA☆AKK

ヘルスィーTANA☆AKK

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